NFSの設定


「NFS」の設定を行います。

今回構築するクラスタマシンは「NFS」を使用して管理サーバの以下ディレクトリを計算ノードと共有します。

■/home
・理由
MPIで分散して処理をするには、同じディレクトリに同じデータが存在しなければなりません。
よって、管理サーバのホームディレクトリを計算ノードと共有することで、いちいち計算ノード側に同じデータを同じディレクトリに設置すると言ういらない作業が不要になります。

■/usr/local/mpich
・理由
管理サーバの「/usr/local/mpich」にMPICHをインストールします。
このディレクトリを共有することで、計算ノード側にMPICHをインストールする作業が不要になります。

■/tmp
・理由
計算ノード側にもインストール「OpenPBS」を共有するために設定します。
)mpich2を使用する場合は共有しないで下さい。共有してしまうとうまく動作しません。

(1)管理サーバの「/home」「/tmp」を計算ノード側にマウントさせるために、「/etc/exports」に以下の記述を加える。
[root@kanri ~]# vi /etc/exports
 /home                   192.168.0.0/24(rw) ①
/tmp                    192.168.0.0/24(rw) ②
/usr/local/mpich        192.168.0.0/24(ro) ③

「/home」ディレクトリを、192.168.0.0/24ネットワークのマシンからマウント、読み込み、書き込み許可
「/tmp」ディレクトリを、192.168.0.0/24ネットワークのマシンからマウント、読み込み、書き込み許可
「/usr/local/mpich」ディレクトリを、192.168.0.0/24ネットワークのマシンからマウント、読み込み許可

(2)管理サーバのNFSを立ち上げる。
[root@kanri ~]# chkconfig nfs on
[root@kanri ~]# /etc/rc.d/init.d/nfs start
NFS サービスを起動中:                                  [  OK  ]
NFS クォータを起動中:                                  [  OK  ]
NFS デーモンを起動中:                                  [  OK  ]
NFS mountd を起動中:                                  [  OK  ]


(3)計算ノードから管理サーバの共有ディレクトリをマウントする。
[root@node1 ~]# mount -t nfs kanri:/home /home
[root@node1 ~]# mount -t nfs kanri:/tmp /tmp/
[root@node1 ~]# mount -t nfs kanri:/usr/local/mpich/ /usr/local/mpich/

)名前解決できうように「/etc/hosts」に管理サーバを記述すること。
注2)「/usr/local/mpich」は事前に管理サーバと計算ノード側でディレクトリを作成するか、「mpich」インストール後に行ってください。

(4)無事にマウント出来ているか確認を行う。(赤の網掛けをチェック)
[root@node1 ~]# df -h
 Filesystem          サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/mapper/VolGroup00-LogVol00
                      5.7G  1.5G  4.0G  28% /
/dev/sda1              99M   18M   76M  20% /boot
tmpfs                 506M     0  506M   0% /dev/shm
kanri:/home           5.7G  1.5G  4.0G  28% /home
kanri:/tmp            5.7G  1.5G  4.0G  28% /tmp
kanri:/usr/local/mpich/
                      5.7G  1.5G  4.0G  28% /usr/local/mpich


(5)管理サーバの共有ディレクトリを起動時に自動にマウントするように計算ノードの「/etc/fstab」に追加記述をする。
[root@node1 ~]# vi /etc/fstab
#----以下を最終行に追加----
 kanri:/home             /home                   nfs     defaults        0 0
kanri:/tmp              /tmp                    nfs     defaults        0 0
kanri:/usr/local/mpich  /usr/local/mpich        nfs     defaults        0 0


(6)再起動後、手順④を実行して、無事にマウントが出来ていれば問題無いです。

(7)上記では、計算ノード1(node1)を例にして作業を行っていますが、全ての計算ノードに同じ設定をして下さい。
(ここでは、計算ノード2(node2)も同じ設定をしています。)

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